お預かりしてたポン太くん。
19日から88にinです!
ここではハウスHでのポン太の様子をご紹介できたらなと思います。いつも応援してくださる皆さんと、いつか出会うであろうポン太のご家族へ
ポン太君 キジ白の♂ 8/29で6才になりました。
始めは夜鳴きがとてもひどかったです。脱走経験あり、吐き戻しもひどく痩せぎみだったので、何かの病気を疑いました。
前のお家に居たときの出来事やポン太の様子も頭に入れつつ、そんなに鳴かなくても甘えられるよー。大丈夫、大好きだよーと心の部分も気にしながらのお預かりとなりました。
初日はキャリーで縮こまってました。
ある程度安心できるまではあまり構わず ねこ部屋でヒトリ、過ごしてもらいました。
朝、様子を見に行くと、いそいそとキャリーに戻るポンちゃん。笑
その日の夜にはご飯も少し食べて、おしっこも出せていました。
3日目にはキャリーから出てきてぐるぐる言うてました。そして、それとほぼ同時期に夜鳴きも始まりました。
「寂しさからくるのかな…?」夜鳴きの原因を探るため、一緒に寝てみることに。
そわそわするポン太。扉に向かって大きな声で鳴き始めました。自分で開けようとはしませんが、私に向かって鳴いたり、時々足に噛みついたり、顔のあたりを嗅ぎにきたりして
とにかく、ドアを開けさそうとしていました。
花6(花光ン家の6ピキ略してハナロク)もいるし、検査もまだだったので隔離生活は続きましたが、同じ部屋に人が居ようが居まいが関係ない様子でした。
寂しくて、そばにいてほしくて鳴いてるわけではないなぁ…。だからって、ドアを開ければ全て解決ってことでもないような…。
うーーーむ、むずいゾ!ポンちゃん!
一度、花6を別の部屋に移して、ポン太が鳴き始めたタイミングで開けてみました。でもやはり部屋からは出ず、部屋の外を見に行くこともなく、私の膝に乗ってきました。そのまましばらくドアの方を眺めていました。
単純に1階や他の部屋への興味はあったけれど、重要なポイントは「ドアを開ける」じゃなかったってことですね。
求めてるものはもっと深く、感じたい部分は他にある。そんな感じでしょうか
「ドアを開ける」=「要求が通る」
「理解してくれる」「応えてくれる」「受け入れてくれる」は、自分の居場所だと思える大きな材料になると思います。
とは言え、ほんとのところはポン太にしかわかりません。
ただ、いくら大好きでも、世界で一番大切だとしても、「なぜ鳴いてるのか分からない」という状況は苦しいものだと思います。
託児所で働いてたときのことを思い出しました。。笑
なぜ泣いてるのかが分からない。どうしてあげたらいいのか分からない。何を求めてるのかも分からない。
その「分からない」と、大きな声に、どんどん追い詰められるような感覚。
苦しいよね。どちらにとっても。
実際、ポン太からの 伝わらない苛立ち みたいなのはビシビシ感じられました。「何回も言ってるだろ!」みたいな。
手や足の指、鼻に頬っぺまでも、ありとあらゆるところを噛まれました。笑 甘噛みなので痛くないんですけどね。
早い段階で求めてるものはわかったので、隔離期間が終わるのをひたすら待つばかりでした。
その間にも昼間はケージ越しに花6ともご挨拶。
しゃけとうめが先住の立場になるのは今回がほぼ初めてで、しかも大きなオトナねこ。しゃけもうめも私もどっきどきでしたが、ポンちゃんが上手に引いてくれる優しいこだったので距離は保ちつつも日に日に馴染んでいきました。
↑ここまでがポン太が来てから1週間~10日くらいのことです。
1週間が過ぎ、念のために検査をしました。
ドキドキ
エイズ 白血は陰性、検便も特に問題なし。
生化学の血液検査もしてもらいました。リンの数値が平均より低くでましたが、日々の食事やそのときの状態でかわるものなので特に心配はないとのことでした。
痩せてるなあと思ってましたが先生からすると「普通」。
私の家のこたちが太りぎみってことなのかな? ということは、自分の基準がずれてるってことか!アララ
でもやっぱり、なにか病気になったときのことを考えると、もう少し蓄えがあっても良さそうじゃないかなぁとも思いました。
とは言え、体調面ではなんの問題もなかったポン太。
これでなんの心配もなく、心のケアに専念することができました。
検査が済んでからは、積極的に花6と合流させました。
シャーって言ったり言われたり、パンチくらったりくらわせたり。。
それでも少しずつ お互いの存在を認め合えるようになりました。
だけど、夜は静かに安心して寝られるようにポン太だけねこ部屋へ。
そのころから劇的に夜鳴きはなくなっていきました。嬉しい変化でした。
夜鳴きと同時にひどかった吐き戻し。朝は必ずと言っていいほど、吐いた後がありました。なので、1回のご飯の量を減らし回数をふやす方法をとっていましたが、この頃にはみんなと同じ1日2回で必要な量をとれるようになっていました。
少し時間かかったけど、みんなで一緒にボテッと寝ころんで落ち着けるようになりました。
みんなに受け入れられたことで、ポン太の居場所は揺るぎないものになったように思います。
↑ここまでが預かってから約1ヶ月。
へちまが勝手にライバル視してました。笑
↑1階でもゴロウネゴロウネ できるようになったポンちゃん
実はしゃけとうめが箱をぶっ壊したときポンちゃんもいました笑↓
ガサガサやかましい中 堂々たる寝姿です笑
しゃけとうめの誕生日も一緒にお祝いしてもらって
ポン太の8/29の誕生日もみんなでお祝いしました!ちょっと早いけど!
ポンちゃん食べるの はや!
うめのぶんまで~笑
だけど、最後まで治らなかったのが「噛む」という行為。
扉を開けてほしいとき、甘えたいとき、部屋に入りたいとき、何か求めているときに「噛む」という方法で伝えてきます。
こちらがポン太の要求を汲み取ってやれないと、段々噛む回数も強さも増していきました。
始めは皮膚に歯を当てる程度。から、止めなければ血が少し出てしまうくらいまで。。(自分の腕で試してみました)
もしも、その行動がストレスや不安からくるものなら、夜鳴きや吐き戻しと一緒になくなっててもいい頃合い。
でも、なくならないってことは、これがポン太の愛情表現?ただ単に自分の思いを伝える術として使っているなら、「怒って」やめさせるものではないのかな。と思っています。
きつく噛む前に離れたり、かわしながら撫でたら、1度上がったテンションがスッと落ち着いていくのが分かります。
やめさせるより、しなくて済むようにする。
これがポン太と仲良くなるコツかもしれません。
長袖を着てると腕は噛みませんでしたが 素肌を探す素振りがみられました。慣れるとましになりますが、首もとや顔は特に注意が必要です。
それから、夜一緒に寝るのも、、うーん。
あまりきちんと試せてないのですが、、
しゃけが布団を食べちゃうので、基本ねこたちとは別の部屋で寝ています。みんなと過ごせるようになってからはポン太も同じように、私たちとは別々で寝ていました。
でも、寝室に入りたがるポンちゃん。
ドアの前でのポン太との攻防戦が当たり前になっていきました。この時もあまり強く拒否するとカプッと噛まれちゃうので、機嫌をとりながら隙を見て、サササッと寝室へ。私も日々上達していきました笑
だけどこれがきっかけで、また夜鳴きが始まったらどうしよう。実際私が寝室に入った後、少しだけ鳴いてました。せっかくなくなったのになぁ……。
迷ったけど、また一緒に寝てみることに。
結果から言うと、お互いにとってあまりよくないのかもと感じました。
ポン太からすると、一緒にいるのに撫でてもらえない、お膝にいけない、甘えたいのに応えてもらえない。それがちらついて、落ち着けない。1階と2階を行ったり来たり。へちまやうめに喧嘩売られたときに出す独特の声を度々出していました。(唸り声とはまた違う、口を開けずに声を出した時にでる音みたいなやつ)(口を閉じたまま「もーーーう!」って言ってみて下さい。勢いよく。きばるように。)(やってみたら「これなっ」ってなるかも。黒猫㎝で言うと、もも彦がたまに出してます)(……伝われー!笑)
私も、それが気になって何回も目が覚めました。もしかして、ポン太にとって逆にストレスかも。。?と思うと、正直続けてみようとは思えませんでした。
私たちが寝室に入ることで、諦めがついてるのだとしたらそれはそれでいいんじゃないかなー?と。
でも、根気よく一緒に寝続けたらそれもなくなるかもしれません。その辺りはこれから家族として迎えてくださる方にお任せするしかないかな。
ライフスタイルに合わせ、お互いにストレスにならない方をとっていただけたらなぁと思います。
お留守番が少ないお家希望です!
多頭飼いできます! でもできたらヒトリがいいです!
体は大きいけどたっぷり甘えたいです!
ぼくは 人が大好きです!
ポン太と過ごして見えたものはこんなところでしょうか。
私が一緒に過ごせたのは、たった2ヶ月ぽっちです。だけど、これからポン太は一生のお家を見つけていきます。なにがあっても一生「大切だよ」って言ってくれる人を探します。
その過程でも、たくさんの人からいっぱいの愛情を注いでもらうのだ思います。私もその中の一人として、これからも応援し見守り続けたいです。
ねこびやか88番地にて いつでもお見合い可能です!ぜひ!
初めての方 まずはねこびやか黒猫cmへ御越しくださいね。
ポンちゃん!ありがとうね!
大好きだよー!!
最後に、どうしても仲良くなりたい しゃけ と ふつうにほっといてほしい ポン太 をご覧ください笑
2週間後……↓
やったね!